Merry Xmas! ~プリンセチアに一年の感謝をのせて~

福るん日記

医療のお役立ち情報をお伝えする「福るん日記」へようこそ、こんにちは、福るんです。

申し訳ございません、、、またしても前回の投稿からあっという間に2カ月くらいが過ぎ去ってしまいました。
この間は金沢マラソンのお話をしていたかと思いきや、今日は早くも12月25日、クリスマスですね!

皆さま、メリークリスマス!!!


今年のクリスマスは、今日は曇り空ではあるものの雪は舞っておりませんが、23日は本当に久方ぶりの大雪でクリニックもスタッフ総出で雪かきに翻弄されました。
そんな大雪の中でもご来院頂いた患者さまには本当に「ご苦労様です。ありがとうございます。」と心から感謝の気持ちをお伝えしたい気持ちでいっぱいです。
ご来院頂いた患者さまには感謝しつつ、さすがの大雪で患者さまも少なかったので、23日はスタッフみんなで空いた時間を大掃除のために有効利用させて頂きました。
23日はいつになく時間的に余裕があったこともあり、雪かきしながら小生は一人勝手に内覧会、開院の日のことに思いを馳せて、こうしてスタッフのみなさんと一緒に雪かきができていることに幸せを感じながら感慨にふけっておりました。ゼロからのスタート、コロナ禍で先行きが全く見えない中での開院でしたが、気がつけば開院から8カ月半、スタッフの皆さんと「なんて日だ!!もうこれ以上降らないで、お願い、神様!」なんて言い合いながら雪で髪はべとべとになりながらもみんなでこうして雪かきをできていることは、ある意味とても幸せなことだと神様に改めて感謝する一日となりました。

スタッフの皆さんによく言っているのですが、スタッフの皆さんとは家族よりも長い時間を共に過ごしています。もう完全に家族ですね。儚く短い人生の中で、この時代に生まれ世界人口80億人の中で80億分の13人という天文学的と言っても過言ではない確率で出会い、そして同じ時を刻むことができているスタッフの皆さんは紛れもない家族であり、かけがえなのない存在です。この場をお借りして改めてスタッフの皆さんに感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。
怒涛の8カ月半でしたが、文句ひとつ言わずよく付いてきてくださいました。本当にありがとうです。
感謝しかありません。来年も一緒に顔晴っていきましょう!よろしくお願いします。
そして数ある医療機関の中から、当院を選択して受診頂いている患者さまの皆さまとも目には見えないご縁があっての出会いです。まだまだ至らないことも多い当院ですが、そんな患者さま一人一人との出会いを大切に、スタッフ一人一人の力は小生含め微力かもしれませんが、スタッフみんなで力を合わせ患者さまのお力になれるよう、これからも全力で診療に当たらせて頂きます。

こんな小話があります。
ある人の友人がメキシコに訪れたときのお話です。
夕暮れ時、人影のない海岸を歩いていると、遠くの方に誰かが立っています。近づいてみると、メキシコ人の男が何かを拾っては海に投げ入れていました。よく見ると、それはヒトデでした。男は、引き潮で波打ち際に取り残されてしまったヒトデを一つ一つ拾い上げては海に投げ入れていました。どうしてそんなことをしているのだろうと不思議に思った友人は、男に話しかけました。
「やぁ、こんばんは。さっきから気になっているんだけど、何をしているの?」
「ヒトデを海に帰しているんだよ。見てごらんよ、たくさんのヒトデが波で打ち上げられて、砂浜に取り残されてしまっているでしょう。僕がこうやって海に投げてやらなかったら、このままひからびて死んでしまうよ。」
「それはもっともな話だけど、この海岸だけでも、何千というヒトデが打ち上げられているのに、それを全部拾って海に帰してやるだなんてどう考えても無理な話でしょう。それに世界中には、こんな海岸が何百もあるんだよ。君の気持ちはわかるけど、ほんの一握りのヒトデを助けたって何にもならないと思うんだけどなぁ」
それを聞いた男は白い歯を見せてニッと笑うと、またヒトデを拾い上げて、海に投げ入れました。
「いま海に帰っていったヒトデは心から喜んでいるよ。」そう言うと、また一つヒトデを拾い上げ、海に向って投げ入れるのでした。

困っている人の存在を知ったとき、人はまず「自分に何ができるんだろう」って思ったりします。しかしすぐに、「自分一人にできることなんてたかが知れている。そんなことをしたって何も変わらない」と思い直します。そうした漠然とした無力感に苛まれながら、日常生活の中に埋没していきます。
でも一人の力は決して無力ではありません。微力なだけです。無力はどれだけ足しても掛けてもその力はゼロのままです。一方、微力を足し合わせたり掛け合わしたりすれば、それは大きな力になりうります。
バタフライ効果という言葉をご存知でしょうか。気象学者エドワード・ローレンツが提唱した概念で、ある場所での蝶の羽ばたきがそこから遠く離れた場所での将来の天候に影響を及ぼすというものです。
最初の力がどんなに小さくても、その組み合わせや時間経過によってどれほど大きな影響が現れてくるかは誰にもわからないのです。これは何も自然現象に限ったことではなく、社会現象を語るうえでも有効と言えます。
小生含め当院スタッフ一人一人の力は微力です。でもその微力が足し合わさり掛け合わさればものすごく大きな力になりうると信じて、スタッフ一同、日々全力疾走で目の前の患者さまお一人お一人に真摯に向き合い診療に当たらせて頂いております。
至らないことも多々ございますが、皆さま、これからも我々「こまつ整形外科クリニック」スタッフのことを信じて頂き、つらい痛みを「笑顔」を変えれるように、一緒に治療していきませんか。

ちなみに世界人口は80億人を突破したそうです。日本は1億2500万人超で、世界で11位の人口だそうです。アメリカに留学させて頂いていたときにちょっと気になって調べたことがあるのですが、アメリカの国土は日本の約25倍、ブラジルは日本の約22倍の大きさがあり(多くのブラジル人留学生と仲良くなったため)、日本って本当に小さい国で、世界の中心は決して日本ではないことを身に染みて感じさせられたアメリカ留学でしたが、今回「福るん日記」を書くにあたり調べてみて日本人口の多さにちょっぴり驚いたので記載させて頂きました。ご存知でしたでしょうか?

開院したら手術はあっても年に1,2件、もしかするとメスは置くことになるかなぁと思っておりましたが、幸いにも小生のことを信用して手術を受けたいと言って頂いた方々が思っていた以上におられまして、数えてみると開院してから23件、関連病院(南ヶ丘病院、新村病院)での依頼手術(執刀依頼および指導医として)も合わせると31件もの手術に携わさせて頂きました。術後経過も皆さん良好で、これまで培ってきた経験や技術がまだ患者さまのお役に立てることが本当に嬉しく有り難いことだと思っています。
関係各所の皆さまにもこの場をお借りして深謝申し上げます。ありがとうございました。
人工股関節置換術、股関節鏡手術に限っては、北陸で一番上手にできる自信があります。もちろん手術は決して安全なものではありません。予期しないことが起こることももちろんあります。ですから100%大丈夫とは口が裂けても言えませんが、手術手技に関しては北陸では誰にも負けない自信を持ってさせて頂いております。ロボット手術やナビゲーション手術など最新技術があると聞くと飛びつきたくなると思いますが、いいことばかりとは限りません。患者さまでは知り得ない新旧それぞれに一長一短があるのです。もし手術を悩まれている方がおいでましたら、股関節の手術に関しては中立な立場で助言できることもあると思います。いつでもお気軽にご相談ください。

さて、最後にとっても嬉しかったある患者さまからのメールをご紹介させて頂き、今年最後の福るん日記を締め括らせて頂きたいと思います。

口コミでは待ち時間が長いことに対するお叱りをしばしば頂きました。今一度、この場をお借りしてお詫び申し上げます。皆さまの貴重なお時間を待ち時間に費やしてしまい誠に申し訳ございませんでした。
幸いこれまで一度も診療内容に関してお叱りを受けることはございませんでした。そして、ご紹介させて頂いたメールのように我々に対する感謝をわざわざメールでお伝え頂ける患者さまもおいでました。
日々大変なこともたくさんありますが、このようなメールを頂けると嫌なことすべて忘れて、また一から頑張れます。
お忙しい中、このような温かいメールを送って頂き本当にありがとうございました。

2022年も、残すところ6日となりました。開院してからずっと息つく暇もない日々を送らせて頂いておりますが、そのような中でも、皆さまに最新かつ最善の医療をお届けすべく、大学勤務時代と同様に日々勉強することは忘れないようにしてまいりました。その成果として、開院後に日本スポーツ協会公認スポーツドクターを取得することができました。当院には小松大谷高校などの学生さんがたくさん受診してくれています。学生さんに限らず、スポーツ障害に悩まれている方はとっても多いです。留学先のボスであったPhilippon先生は世界的に有名なスポーツドクターでした。留学時の経験も活かしながらこれから益々スポーツ障害に悩む方々のお役に立てるよう、精一杯精進してまいります。
年明けからは新しい仲間として理学療法士が一人入職してくれます。リハチームとより一層連携して診療に当たらせて頂きます。

少し早いですが、今年も一年大変お世話になりました。感謝感謝、、、今年出会いのあった方々、お世話になった方々皆さまに感謝申し上げます。
ありがとうございました。
来年も「こまつ整形外科クリニック」をどうぞよろしくお願い申し上げます。
皆さま、よいお年をお迎えください。

 

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