スポーツドクター講習

福るん日記

こんにちは、福るんです。

 

本日9月5日、東京パラリンピックが閉会しましたね。国枝慎吾選手、金メダルおめでとうございます!凄まじい精神力にただただ頭が下がるばかりです。感動をありがとうございました。

昨日、今日と2日間、日本スポーツ協会公認スポーツドクター資格を取得すべく、応用科目Ⅰの講習を受けました。私もこれから少しでもスポーツ医療に携われるよう、スポーツドクター取得に向けて勉強してまいります。

もう一人、とても印象に残っている選手がいます。卓球男子シングルス、腕や足に障害のあるクラスのエジプト代表、イブラヒーム エルフセイニ・ハマドトゥ選手です。口にラケットをくわえてプレーするハマドトゥ選手は、8月27日の試合に敗れたことで予選リーグ突破はなりませんでした。それでも試合後は、“できないことはない”と世界中の人に知ってほしいというメッセージを残しました。ハマドトゥ選手は48歳。
口にラケットをくわえ、首を振って左右にショットを打ち分けるプレースタイル。さらに驚かされるのは足の指でボールをはさんでのサーブトス。そのスタイルは、数多くの努力を積み重ねてできあがったものだそうです。ハマドトゥ選手は10歳のときに列車の事故で両腕を失ってしまったそうです。活発な少年で、事故のあともサッカーに打ち込んでいたというハマドトゥ選手ですが、13歳の時に友人から「卓球はできない」と言われたことが、ハマドトゥ選手の反骨精神に火を付け、卓球を本格的に始めるきっかけになったといいます。当初は脇の下にラケットをはさんでのプレーなどを試みたもののうまくいかず、考え抜いた結果、口にラケットをくわえるという誰も考えつかないスタイルに辿り着いたといいます。しかし最初は10分間で歯の痛みに耐えられず、しばらくは歯の痛みとの戦いだったそうです。痛みに慣れるまで毎日毎日、来るにも来る日もひたすら練習を重ねた結果、パラリンピックという大舞台に出場するまでになったのです。

ハマドトゥ選手は最後に、

「不可能はないということを証明したい。できないことはないと世界中の人に知ってほしい」と語り、日本を後にしました。

 

ハマドトゥ選手の活躍を見て、勇気をもらった人はたくさんいると思います。私もその一人です。ハマドトゥ選手の努力やこれまでの苦難を思えば、今の自分の苦労など物凄くちっぽけなものに思えます。

まだまだ全然限界まで努力していない。もっともっと頑張れる。明日から、気持ちを新たに全力で、命がけで目の前のことに取り組みたいと思います。

 

実は昨年から心理士の資格を取得すべく通信制の大学に通っています。慢性疼痛や身体表現症に悩む患者さんの役に立ちたいと思うようになったからです。整形外科医でこの資格を持っている人は日本全国探してもおそらく指折り数えるほどしかいないのではないかと思います。開業までに是が非でもこの資格を取得して、南加賀の慢性疼痛に悩む患者さんに内面からもアプローチできる整形外科医を目指します。

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