医療のお役立ち情報をお伝えする「福るん日記」へようこそ、こんにちは、福るんです。
桜も散り、春爛漫はどこへやら、、まだ5月下旬だというのに夏の陽気で外へ出るのも少し躊躇う今日この頃ですが、開院して1カ月半、私にとっては激動の日々でありました。
開院前1か月間の研修期間から今日に至るまで、後ろは振り返らずに前だけを向いて突っ走ってまいりました。開院後の日々と言えば、電車の車窓のように無意識に過ぎ去る景色のような毎日でした。振り返る余裕なんて全くなく、ただただ全力で突き進む毎日。スタッフの皆さんも同じ気持ちだったと思います。それでも、多くの方に支えられて無事開院できた感謝の気持ちを忙しさにかまけて伝えないわけにはいかないと思い、今日、福るん日記を更新させて頂きました。
まず初めに、内覧会には大変多くの方に足をお運び頂き本当にありがとうございました。近隣住民の方々、医科大や小松ソフィア病院で診させて頂いていた方々、医科大でお世話になった先生方、近隣医療機関の先生方、お越し頂いた皆さまに貴重な時間を割いてお越し頂きましたこと、本当に有難く感謝の気持ちでいっぱいです。また、多くの方からお祝いの品やお花を頂きました。スタッフ一同、この場をお借りして心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。
そして迎えた4月18日。開院当日。
患者さん一人も来て頂けなかったらどうしょう、、、そんな不安を抱えながら迎えた初日。10時開院の予定が9時くらいから一人、また一人と徐々に患者さんで玄関前が溢れるようになり、これ以上待たせるわけにはいかないと9時半過ぎに玄関を開けると、患者さんの列に押しやられるように診察室に入り診察準備。2年半前に開業を決意し、初日という日を迎えるまで本当に色んなことがあったけれど、たくさんの方に助けられ迎えることができた初日、そんな感慨にふける余裕など全くないまま慌ただしく診療スタート。気が付けば1分も休憩することなく、一滴の水もとることなく(すみません、トイレには1回だけ行かせて頂きました)診察に全集中、、、患者さんが途切れ、ふと時計を見ると短い針が10を指しておりました。壮絶な一日でした。後にも先にも、きっとこんな一日はもう二度と経験することはできないだろうと思います。初日から多くの患者さんにご来院頂き本当に感謝しかありません。ありがとうございました。そしてお詫びさせてください。
初日もそうですが、開院後ずっと長時間の待ち時間を強いてしまい本当に申し訳なく思っております。スタッフ一同、心よりお詫び申し上げます。
開院から今日まで、有難いことに多くの患者さまにご来院頂いております。その反面、患者さまには長時間お待ち頂くことに甘んじている現状がございます。どげんかせんといかん。毎日毎日考えることといえばそればかり。スタッフの皆さんとも何度も何度もミーティングを重ね、改善策を模索しておりますが、なかなか思うようにいっていないというのが正直なところです。本当にご不便をおかけしてしまい申し訳ございません。その一つの改善策として、お知らせでも通知させて頂きましたが、6月1日よりホームページ上からも当日の順番待ちが可能となります。最初は不手際でご迷惑をおかけすることもあろうかと存じますが、この当日web予約受付システムが少しでも待ち時間の解消に繋がることを切に願っております。よろしくお願い申し上げます。ご注意頂きたいのは、リハビリのみの方は、このWeb予約は使えませんので、これまで通りクリニックで受付頂きますよう、よろしくお願い申し上げます。その代わり、6月1日よりリハビリ助手さんがお一人入職されますので、リハビリでの待ち時間は大幅に短縮されることと思います。
また、体幹筋力など体のコアな部分の筋力増強に加え、筋肉の弛緩効果、代謝改善などが期待できるパワープレートを1台追加し、2台での運用と致しました。是非積極的にご活用ください。
ドライブスルー受付も近日中に運用致しますので、もう少しだけお時間頂戴できませんでしょうか。重ね重ねお詫び申し上げます。申し訳ございません。何卒ご理解賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
それにしても小松の方は本当に我慢強く、心根が広く優しい方ばかりだとつくづくそう思いました。夜10時まで待ち続けてくださった患者さま、本当にお疲れさまでした。
それだけ待っても来た甲斐があったと思って頂けたかどうか正直自信がありませんが、改めてこの地で開業してよかった、そう思わせて頂きました。
以前この「福るん日記」でお伝えしたかと思うのですが、この小松の地で開業を決意した理由の一つとして、小松、南加賀地区の患者さまとは何故か相性がよく、小松、南加賀地区の地域医療に貢献したい、何の違和感もなく自然にそう思えたからというのがございます。私は「勧進帳」のお話が大好きです。人情味に溢れた富樫左衛門が大好きです。きっと小松には富樫左衛門のような人情味に溢れた優しさが脈々と受け継がれているのだと思います。生まれは京都の伏見稲荷大社の近くですが、そんな「こまつ人」が大好きだから、この小松の地で皆さまのお役に少しでも立つことができればこの上ない幸せだと、心からそう思えたから、この小松の地に骨を埋める覚悟をした次第です。
初日、何時間もお待たせしたにも関わらず、私の前で「どんだけ待たせるんや」ってお叱りを受けることは一度もありませんでした。きっと心の中ではふつふつとイライラが噴火しそうになっていたに違いないと思うのですが、皆さん、「先生も大変やね、体壊さんように」ってこちらのことを気遣ってくださる心の広さと優しさに、本当にこの地で開業してよかったって思わせて頂きました。開院してまだ5週間ですが、ご来院頂いた皆さま、本当にありがとうございます。
これからも皆さまの期待を裏切ることのないよう、この肉体が朽ち果てるまで全力で、ただ全力で診療に当たらせて頂きます。どうかこれからもよろしくお願い申し上げます。
開院後、色々な方に受診頂いておりますが、中には医科大時代からずっと20年近くのお付き合いになる患者さんで、わざわざ富山の入善近くから来て頂いた患者さんもおいでます。
その方は、「先生に久しぶりに会いたくて来たよ。コロナで定期検診にも行けてなかったからやっと会えてよかった。先生と話しとるとホッとするんよ。長いこと話聞いてもらってごめんね、他に患者さんいっぱい待っとられるのに、ごめんね。また1年後来るっちゃ。先生も体壊さんように、頑張って。今日はありがとね。安心したわ。」
わざわざ富山、それも入善の方からわざわざ来て頂き、本当に嬉しかったです。ありがとう。
また1年後元気なお姿見せてください。
小松ソフィア病院からずっと診させて頂いてる103歳の方も、「先生に会いに来たよ。いつもありがとう、ありがとう。先生のおかげで長生きしとる。ありがとう。ありがとう。」
私を両手で拝みながらいつもそう言ってくれる方。私も一緒になって拝み返しています。
ちなみにこの方、毎日ちゃんとスクワット、つま先立ちをそれぞれ10回以上されています。
いつも受診してくださった時には、私の前で披露してくださいます。素晴らしい!
これからも元気で毎日続けてくださいね。
他にも、私のこの拙い「福るん日記」を見て、先生の人柄に惹かれて受診したと言ってくださる方、フクロウが大好きでキャラクターの福るんを見て、ここだ!って思って受診してくださった方、、、などなど、まだ開院して1カ月半ですが、本当に色々な方に小松のみならず金沢、能登、そして富山県や福井県からもお越し頂き本当に有り難く、感謝の念を抱かずにはいられません。ありがとうございます。私は本当に幸せ者です。ありがとうございます。
そしてスタッフの皆さん、連日大変だと思いますが、皆さん優しい方ばかりで、文句ひとつ言わず一所懸命に、より良いクリニックにしようと頑張って頂き、スタッフの皆さまにも感謝しかありません。
本当に皆さんでよかったとつくづく思っております。ありがとうございます。
明日からまたがんばりましょうね!よろしくお願い致します。
おかげさまで忙しい毎日を過ごさせて頂いておりますが、毎日の患者さまとの出会いが人生の糧であり、 私の生き甲斐です。
また明日から、診療の質を下げることなく、いかに待ち時間を短くするか、行き帰りの車の中や、お風呂に入っているときなど常に考えながら、ひらめいたときにはすかさず携帯電話にメモしてスタッフの皆さんに意見を聞いて、良ければすぐに実践してまいりますので、これからもどうぞ末永く「こまつ整形外科クリニック」をよろしくお願い申し上げます。
今日は小松市医師会の定例会というのがございまして、初めて参加させて頂きました。
新入会員ということで重鎮の先生方の前でご挨拶させて頂きました。人前で話すのが得意ではないので、 久しぶりにちょっと緊張して脇汗をかきました(笑)。
帰りの一枚。小松駅前にて。