医療のお役立ち情報をお伝えする「福るん日記」へようこそ、
こんばんは、福るんです。
満開の桜の下、花見だんごを娘たちと一緒に満喫したのも束の間、気が付けば21年間お世話になった 大学を退職し、明日は内覧会。18日には開院を迎えます。
時間が経つのが早すぎて、今、身の回りで起こっていることが現実なのか夢なのか、、、
よくわからない、そんな不思議な感覚にずっと襲われながら、今日はどうしても書かないといけないという使命感のようなものから、閉じたがっている瞼をこじ開けながら、キーボードを叩いています。
スタッフの皆さんのおかげで、何とか明日、内覧会を迎える準備ができました。この3週間、ずっと準備、研修で大変だったと思います。これからが本番ですが、スタッフの皆さんのがんばりに心から感謝しています。スタッフの皆さんに出会えてよかった。出会いに感謝、ありがとうございます。
ここまでくるのに、ここでは語り尽くせないほどの色んなことがありました。でも、たくさんの方々にお力添え頂いたおかげで、明日という日を迎えることができます。
地主の方々、設計の坂野さん、建設の岡山さん、桝田さん、笠松さん、明祥の北川さん、松村さん、野山さん、大根さん、河上さん、岡田さん、西島さん、小笠原さん、、、
挙げると切りがないのですが、本当に多くの方々の支援があって、今日という日があります。
恩師である松本名誉教授の診療の心得にあるように、
「あなたの診療には、多くの縁の下の力持ちの人たちがいる。」
本当にそのとおりだと思いますし、そのことをずっと忘れてはいけないという思いで、今日ブログを更新させて頂きました。
今朝、クリニックでの研修に向う途中、虹がでていました。開業を決意してからのこの2年半くらい間、節目節目でふと空を見上げると、いつもそこには虹がありました。
その度に、きっと素敵な未来が待っている。そんな気持ちにさせてくれる虹が今日もでていました。そしてその虹を車窓から眺めていると、「大丈夫、大丈夫。」どこからともなくそんな声が聞こえてきて、目に見えない何かに祝福されている、そんな何とも表現し難い不思議な感覚に襲われました。非科学的なことは信じない質ですが、考えの全く及ばない世界、不思議な力ってあるのかもしれませんね。
今日、「福井先生、福井先生」って、ものすごく慕って誰よりも信頼してくださっていた、ある患者さんが急逝され、夜遅くに失礼を承知でお焼香にご自宅にお伺いさせて頂きました。2月末に急逝され、訃報を聞いた3月中旬に本来であればすぐに行かなければいけなかったのが、忙しさにかまけて今日になってしまいました。ずっと気になっていて開院までに絶対に行かなければというか、呼ばれているような気がして、今日お焼香させて頂きました。ずっと開院したら一番に行くからねって、当院の開院を誰よりも楽しみにして下さっていた方で、本当に残念でなりません。今日やっとちゃんとご挨拶ができました。遅くなってごめんね。受診頂くことは叶いませんでしたが、どうか安らかに天国で見守っていてください。
いよいよ開院です。これまでお世話になった方々に今一度、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。
ありがとうございました。
これから地域医療で一人でも多くの方のお役に立てるよう、スタッフの皆さんとともに力を合わせて、日々全力でがんばります。
最後に松本名誉教授の診療心得を胸に刻んで、明日の内覧会、そして18日の開院に臨みます。
診療心得
1.医師であることに誇りを持ちなさい。しかし高慢になってはいけない。
2.患者さんを自分の肉親だと思い、大切にしなさい。
3.日頃より、良識ある医療を行いなさい。
4.優れた臨床医は自分が何を知らないかを知っている。
5.あなたの診療には、多くの縁の下の力持ちの人たちがいる。