防火管理講習

福るん日記

こんにちは、福るんです。

 

9月8日、9日と2日間にわたり防火管理講習を受けてきました。当クリニックでは院長が防火・防災の責任者となります。

金沢市鞍月にある石川県地場産業振興センターにて2日間、9時~17時の講義と実習に参加してきました。甲種と乙種の2種類がありますが、どんな大きさの建物にでも対応できる甲種の資格を選択しました。タイトスケジュールでなかなか大変でしたが、実践的な内容が多数で非常に勉強になりました。

防火管理において重要なこと、それは「自分のところは自分で守る」ということ、だそうです。

ところで、日本全国で年間どれくらい火災が発生しているかご存じでしょうか?

令和2年度の出火件数は34602件で、これは1日95件15分に1回発生している計算になります。驚きですよね。こんなにたくさん発生しているとは思いもしませんでしたし、こうして数字で提示されると出火を他人事ではなく、ごく身近に潜む危険であることがよくわかりました。

出火原因の1位は「たばこ」、2位は「焚火」、3位「コンロ」、4位が「放火」だそうです。

ちなみに放火を防ぐには、4つのS、整理、整頓、清掃、そして施錠。常日頃から心掛けないといけませんね。

それでも出火自体は過去10年で見ると減少傾向にあるようです。ただ一方で、出火による死亡は高齢者に多くなっており、超高齢化社会を迎えている日本社会を考えると防火管理がいかに重要であるか今回の講習で認識することができました。出火による直接の死因としては焼死よりも一酸化炭素中毒が圧倒的に多いようです。一酸化炭素は酸素の200~300倍の速さでヘモグロビンに結合してしまうことで、血液中のヘモグロビンが酸素と結合することができずに、全身に酸素が行き渡らなくなってしまい死に至るというメカニズムです。

当クリニックは、患者様に温か味を感じて頂けるクリニックにしたかったので木造建築を選択しました。温か味がある反面、出火には細心の注意が必要です。

本日防火管理者となりましたので、スタッフとともにチームとして絶対に出火させないよう気を引き締めてクリニック管理をしてまいる所存でおりますので、開院後はどうぞ安心してご来院ください。

防火には当たり前のことをきちんと行うことが非常に大切。備えあれば憂いなし、ですね。改めて認識した有意義な2日間でした。

これまでに取得した専門医資格

に加え、今回新たに防火管理者(甲種)の資格を取得できました。

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